結婚式の新郎衣装の選び方

新郎衣装(フォーマルウェア)の種類を知る

「結婚式が決まった!」新郎に次に課せられた使命は自分の衣装選びだろう。フォーマルウェアの種類を知り、歴史を知り、そしてデザインを知り、それらを比較検討した上で、自分の船出を飾る究極の一着を選ぶべきである。

何も知らずに勧められるがままに、高い衣装代を払うのは勿体ない。

タキシード、フロックコート、モーニング、燕尾服…等色々あるけれど。

新郎衣装の一覧

2018年現在、それぞれの衣装の簡単にまとめる。

・タキシード=現在ウェディングの新郎の衣装の主流(昼も夜も)。基本的に新郎はタキシード以外の選択肢は無い。

・フロックコート=昔のウェディングの主流で、通称ロングタキシード。世界的な公式な礼装ではなく、日本向けのファッション婚礼衣装。

・モーニング(昼)=新郎新婦の父親向け。内閣の政治家が年に一度着るレベル。

・燕尾服(夜)=海外皇室の結婚式や夜会で着用。オーケストラ指揮者が着用。

フロックコートはデザインもスタイルも古いため、今着ていると「古臭い結婚式」の印象になる恐れがある。

モーニングや燕尾服は正礼装と呼ばれる最も位の高い着こなしだが、現在では格式張った儀礼での用途がメインで結婚式では少々重たいイメージを持たれる。

※礼装のレベルやルールについてはこちらから

※タキシードの着こなし、ルールについてはこちらから

2018 年版 新郎の着用率はタキシードがダントツの89% で一番人気

ブライダル総研の調べによれば2017年の新郎の衣装のデザイン着用率は、タキシードが89%、フロックコートが6.6%、燕尾服が3.3% という結果になっている。

実は2008 年まではタキシードが69%、フロックコートが29% とそれなりにフロックコートの需要も存在していた。色々な種類があるが現在の新郎衣装はタキシードがダントツの1 番人気である。

※タキシードで実際に挙式している新郎新婦さんの実例はこちらから

レンタルする?それともオーダーメイドで作る?それぞれメリットは?

レンタルのメリットは、衣装屋さんが提携している場合、当日に結婚式会場で着てそのまま返却できるので手間がかからないこと。また実物を試着できるのでイメージが湧きやすい。

デメリットは式場提携の場合、式場へのマージンが60%ほど上乗せされているため、割高なこと。そして誰にでも着れるように大きめサイズで作られていることから、シルエットが悪いことや、デザインが古臭いことだ。

オーダーメイドのメリットは、素材を一から選ぶことができて、クオリティーやサイズ感は一人一人に最適なものが選べること、ハワイなど海外挙式の場合は国内でパーティーを開催するときも着回せることだ。

デメリットは納期が1ヶ月程度かかるのと、生地などを自分で選ぶため多少手間がかかる。また全ての生地でサンプルがあるわけではないので想像力が必要だ。

新郎衣装の平均相場は12.7 万円と毎年上昇している。

新郎が衣装にかける費用の相場は2018 年の平均で12.7 万円と、2008 年の10.6 万円から毎年上昇を続けている。

ここには 新郎が衣装に対して「より良い物を着用したい」という人が増えていると考えられる。ただ金額が上がれば良い物を着れるのか というとそれはイコールにはならないことにも注意したい。

タキシードが人気の理由、燕尾服やフロックコートが人気低迷する理由

新郎が着るオーダータキシード

タキシードが人気の理由は大きく2 つ。1つはデザイン。丈の長いフロックコートは背の低い人には似合いにくい。一方丈の短いタキシードは誰でも似合う着丈だ。

2 つめの理由は海外のセレブ達がこぞってタキシードを着用しているから。

彼らが昼夜問わずレッドカーペットなどでタキシードを着用することで、タキシード自体が世間に浸透していると言えるだろう。燕尾服やモーニングは現在では政治家やオペラ歌手などシーンが限定されている特殊な衣装だ。

日本独自の「ロングタキシード」「ファンシータキシード」はバブル時代の産物

派手なファンシータキシードの写真

世界中どこを探してもロングタキシードというジャンルは見当たらない。

また金色や銀色にきらめくポリエステル製のタキシードは日本にウェディングという言葉が生まれた1970 年の産物である。

皆が思い浮かべる派手なタキシードは、実はバブル時代の遺産なのだ。なおポリエステル製のキラキラとしたタキシードはレンタル衣装に多い。

その理由は化学繊維のため毛羽立ちが目立ちにくく、何度もクリーニングに耐え切れるからだ。

色、デザイン、シーンによってどのようなデザインにするかを決めよう

タキシードが人気であり、結婚式の新郎衣装で主流であることはこれまでの流れでお分かりいただけたと思う。

あとは、①正統派で上質且つクラシックなタキシードを着用するのか、もしくは②カジュアルな結婚式でタキシード以外のウェディングスーツを選ぶのか、そのどちらかだ。

最新2017年版のタキシードのデザインはこちらより

 

フォーマルスタイル

厳粛なホテルや式場、上司など来賓が多く出席する場合

フォーマルスタイル

タキシードといえばブラックが定番色。定番だからこそしっかりとタキシードのルールにのっとって上質なものを着用したい。

女性である新婦の真っ白なドレスを引き立たせるためにもブラックのオーダータキシードは最高の衣装になる。また上司や来賓にも大人の着こなしを見せたい。

 

ハワイ、グアムなど海外挙式- 海が見える場所で挙式する場合

ビーチや海外挙式で似合うタキシード

会場の雰囲気に合わせて衣装を選ぶのが基本中の基本。ハワイやグアムでの結婚式の特徴として、外での撮影が多いことがある。

空、海の色を意識したネイビーなどブルー系の色でタキシードをオーダーすれば、空間に衣装がぴったりとマッチする。きっと素敵な写真が撮れるだろう。

 

新緑が豊かなガーデンウェディングの場合

ガーデンウェディングに合うタキシード

新緑が豊かなガーデンでの結婚式。和やかな陽射しに囲まれて挙げる式は爽やかな色で演出したい。

ホワイトやグレーのタキシードも光沢感をなくせばナチュラルながら新郎としての存在感も損なわれない

以上全てTHE GENTS のオーダータキシード 129000 円


パーティースタイル

カジュアルタキシード(ウェディングスーツ)もオススメ

asteirの夏のコードレーン素材のタキシード asteirのハーフパンツのスリーピースタキシード asteirの白のタキシードに白のストライプパンツ asteirの白のジャケットのタキシード asteirのネイビーのタキシードに白のパンツ グレンチェックのスリーピースのタキシード

結婚式のスタイルも多様化している。これまでのようにタキシードを着てホテルや専門式場で…というのは昔の話。今はファッションと同じ感覚で結婚式の衣装をオーダーするのが流行している。リラックスした雰囲気で、大事な仲間や友人と結婚式を楽しみたい人にはパーティー仕様なスーツがオススメ。式が終わった後もそのまま普段着で使えるコストパフォーマンスも◎

以上全てAsteirのオーダーウェディングスーツ 129000 円

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