結婚式に積極的な男性が増えている一方で、まだまだ女性が結婚式にかける想いは男性とは比べ物にならないことが多い。例えば、ブライダル○○という言葉が実は世の中には数多く存在しているけれど、その全ては女性のために存在していることをご存知だろうか?
ブライダル○○と言えばリング=指輪、下は10万円~ハリー・ウィンストンの200万円を筆頭に、ブライダルエステ、ブライダルシェービング(ドレスで背中を見せるため剃毛する)、ブライダルマッサージ、ブライダルネイルなど多くのサービスがある。一方で男性についてはブライダル○○なんてほとんど存在しない。
当然ながら、ウェディングドレスなど衣装についても同様の傾向が見られる。
ウェディングは圧倒的な女性市場
新婦のウェディングドレスに比べて、新郎が着用するタキシードなどの衣装はバラエティーが少ないのが現状。
現在業界で言われている衣装のストック比重は、女性9割に対して男性は1割というのが一般的であり、100着中男性が選べるものは10着未満ということになっている。
新婦のドレスがどんなに良くても、隣に立つ新郎がダサいと台無しに
勿論、結婚式は誰のものという話になると「親御さんのもの」か「女性のためのもの」というのがまだまだ一般的であり、男性に比重が置かれないのは理解できなくもない。
女性が一生懸命に自分磨きに勤しむのももちろん理解できる。
しかし実際は結婚式は二人で一つのものである。どんなに素敵なウェディングドレスであろうが、隣に立つ新郎の姿が素敵でなければ、新婦も引き立たない。
新婦のドレス姿を引き立たせる唯一の方法
実は着目するべきは、ドレスにいかにこだわるか、ということに加えて、どれだけドレスを引き立たせるタキシードを選べるかが重要になってくる。もちろん髪型がどうとか、靴がどうとか、ヒゲがどうとかも重要だが、単純に見た目を左右するのは「着ているもの」であることは間違いない。衣装は面積も大きい。
新婦はヴェラウォンやオスカー・デ・ラ・レンタの高級ウェディングドレス、一方で新郎はサイズの合っていない借りてきた猫状態のレンタルタキシード。これでは隣に立つ新婦の衣装を120%魅力的に映すことはできない。
結婚式は二人で一つ
もし、新婦が自分を美しく魅せたいと思ったら、それを引き立たせる新郎の衣装に力を入れることをおすすめする。オーダーメイドでタキシードを作るということは愛する人を引き立たせることができる最善の方法であると考えている。
サイズをきちんと合わせてタキシードを仕立て、上質な生地を纏い、凛とした姿で新婦の隣に立って欲しい。もちろんレンタルに比べて時間も手間もかかるが、それは大事な体験と思い出となり、最終的には新婦に対する献身にさえなるだろう。
新郎が新婦のために考えるべきこと
新婦を最も華やかにその日を迎えてほしいと思ったら、お金をかけてエステサロンに通わせるのではなく、自分自身の衣装をしっかりとしたものにするべきである。
「目立つ」「派手」という考えは捨てて、当日は黒子に徹してエスコートする人になるくらいで丁度いいだろう。
ホテルのスタッフやレストランのスタッフが黒のスーツやタキシードを着ているのは主役であるお客様を引き立たせるためであり、それは自分ではなく、新婦であると是非考えてほしい。