サスペンダーとは?

サスペンダー(Suspenders)とはパンツを吊るして固定する為のベルトのこと。現在ではファッションのアイテムとして、フォーマルウェア以外のワークパンツ等の着用にも用いられることもあるが、原則はタキシードや礼装に合わせるアクセサリーである。

サスペンダーの歴史

サスペンダーは18世紀頃のフランスで登場した。当時のパンツは股上がとても深く、ウエスト部分が胸の高さまであったため、胸元でベルトを締めるのは非合理的ということで誕生したというアクセサリー。 発明されて以降、その実用性から当時の労働者を中心に人気になっている。その後、身だしなみに気を使う紳士の間では必需品とされるようになり、あのナポレオンが注目したことで一気に世の中に広まった。

2つの種類

サスペンダーの種類はクリップ式かボタン式かに分かれている。最近では良く見かける簡易タイプのパチっと留めるクリップ式。こちらは誕生したのは1960年頃で、主にレジャー、アウトドアの用途に多く使われている。簡単で便利な一方で優雅さに欠けるためフォーマルウェアではオススメしていない。ボタン式はフォーマルウェアの歴史とともにあり、パンツのウエスト内側部分にボタンをつけ着用する。

サスペンダーボタンがあるパンツは特注品

パンツにサスペンダー用のボタンが付いているといることは既製服では滅多に無い。ボタン式のサスペンダーを付けたい!という場合は購入店に相談するか(お直しでの対応)、タキシードなどをオーダーメイドする際に予め取り付けてもらうのがよい。

アルバートサーストンがオススメ

イギリス製で多くのセレブに愛されるサスペンダーが「アルバートサーストン」のサスペンダー。タキシードやスーツなどフォーマル業界では非常によく知られた存在で、007が愛用するシャツブランド「ターンブルアンドアッサー社」も生産を外注している。価格は15000円頃。

デザインについて

ビジネススーツやタキシード、弔事で着用する場合は「無地の黒」がよい。ディレクターズスーツやモーニングコートには「白黒の縞柄」、燕尾服には「無地の白」と決まっている。サスペンダーは一般にはバンドは黒や茶色などの落ち着いた色が基本。金具は銀や金、黒だが、金具だけの色違いやバンドのデザイン柄のものも存在している。使うシーンや衣装の種類で使い分けしよう。

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