モーニングカット(morning cut)とは、ズボンの裾のカットのひとつで、シルエットを美しく見せるために、足の甲からかかとにかけて後ろ斜め下にカットしたものである。
別名でアングルドボトム(angled bottom:角度をつけた裾)とも呼ばれている。アングルは「角度をつける」ことの意味。 スラックスの裾を、アングルして後ろ斜め下げにしたもの。
この前裾をあげる理由は、靴甲の傾斜に裾カットを合わせることで、パンツのクリースを美しくするためである。後ろ側は長めでもパンツの裾はきれいに落ちる。
前後の高低差は一般的に1.5~2cm程度。デザインの効果としては、足が長く見える効果がある。主に礼装用のズボンに用いられる裾のデザインだが、70年代に流行したベルボトムのデニムにもよく見られた。
なお、モーニングカットの語源は、モーニングコートのズボンがこの型となっていることが由来。