新郎の衣装をレンタルにするか、それともオーダーにするか悩むところであるが、オーダーメイドでタキシード作ってみようと考えるのであれば、あらかじめ準備が必要だ。
準備といっても何か特別な物を用意する必要はない。
タキシード店のテーラーに新郎自身が持っている理想のイメージを伝えやすくする為、頭の整理をしておくというだけだ。
オーダーの場合は、サンプルはいくつかあるが、自分に100%合った衣装がその場にあるわけではない。
全くのゼロの状態からタキシードを作り出すのがオーダメイドのため、イメージ力が必要となるのだ。
よいオーダータキシードを作るには自分の中でイメージを作っておくこと
もちろん最初からタキシードについて詳しい人はいない。
実際に仕立てるにあたってはお店から色々アドバイスや提案をもらいながらではあるが、実際に決断するのはあなた自身だ。
よって全くの I have no idea 状態だと上手く話も進まないだろう。それではイメージでどのようなイメージを持っておけばいいのだろうか?
①デザインをどうするか??
まずは、デザインである。ここで重要なのは最低でも「色」、よくを言えば「形」だ。
どんな色味がいいのか、ブラック、ブルー系、もしくは、ベージュなど明るい色なのか、まずは最低限好みを自分で理解しておきたい。
「おまかせで」というのはもちろん問題ないのだが、それでは折角のオーダメイドが勿体無い。よって自分が着たいデザインをお願いしてみるのが楽しみだ。
「生地の名前や、デザインの仕様なんて分からないし伝えようが無い」・・・それは当然である。
しかし、もし実際に着てみたいデザインの画像や雑誌の切り抜きなどがあれば、フィッターはその要望に合わせた提案がすごくやりやすくなる。必ずスマホでキャプチャーしたものでもよいので、持参するようにしよう。
例えば左のベッカムの写真であれば、ピークドカラー(襟が立ったデザイン)がよいのだなとか黒の色が良いのだな、ということがわかる。
右であれば襟はショールカラーが好み、白も気になっているのだな、とかなり明確に伝わる。
希望の色も絞れていてば膨大な生地を見る事も無く、迷う時間も短縮できる。
②ダイエットする予定があれば伝える
ベッカムやセレブの写真を持って行ってもベッカムと同じシルエット、スタイルになれるわけではない。それはタキシード屋にも実現不可能なことだ。
冗談はさておき、挙式に向けてダイエットしてから結婚式に挑むという方が多い。
採寸後にダイエットをしても仕上がりのサイズが合わなくなってしまい、意味が無い。お直しの余計な費用と時間がかかるだけである。
ダイエットを済ませてからオーダメイドするようにしよう。もしくはこれからダイエットする予定の新郎も、計画倒れにならないように無理のない程度にダイエットにチャレンジしてほしい。
ただダイエットは経験上、結局出来なかったパターンも多いので注意。
③挙式内容、日程をきちんと伝える
当日の会場や、式の内容を伝えるだけでもよりあなたに合った提案も出てくる。
内装の雰囲気やテーブルの飾り付け、照明の雰囲気や参列者はどのような方を呼ぶのか、奥様のドレスの色、二次会等でお色直しはあるか?など、一見タキシードのデザインには関係ないものも、非常に重要である。
詳しい情報をテーラーに伝えた方がよりその場、会場にあった雰囲気のスタイルを提案しやすい。(お店側も事前にどんな内容かは聞いてくるはず)
④新婦のドレスの情報を伝える
新婦のウェディングドレスも重要なポイント。ドレスががエレガンスなのかキュートなのかシンプルなのか、どんなデザインがタキシードとの相性が良いのか相談して作ることが重要。
結婚式は二人で一つなので、二人のバランスが合っていないとチグハグに見えてしまう。また新婦のドレスを引き立たせることは最も重要な使命である。
納期に余裕を持ってオーダーする
オーダメイドだと実際の製品が無く試着等に問題があるかもしれないので想像力を働かせるように挑むこと。
そして完成までは約1.5ヶ月は時間も掛かるので、ある程度挙式までしっかりとゆとりを持たせたスケジュールで予約すること。
これだけ出来れば事前準備は完璧だ。オーダーメイドする場合は是非THE GENTS TOKYOをチェックしてほしい。
THE GENTS TOKYO